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調査研究報告 第48号(令和7年3月)

  • 一括ダウンロード(PDF:1.6MB)
  • 4801 LAMP法等によるさば加工品の原料原産地判別法の開発(PDF:1.6MB)

    さば加工品について、DNA分析による簡易迅速な原料原産地判別法を検討した。DNAの増幅には簡易な装置で実施可能なLAMP(Loop-mediated Isothermal Amplification)法を、DNAの検出には装置が不要なC-PAS(Chromatography Printed-Array Strip)法を用いる判別法を設計した。設計した判別法を用いて生鮮さば及びさば加工品合計52点を判別した結果、陰性試料の正答率は95.9 %、陽性試料の正答率は100 %であった。また、7試験室に未知試料を12点ずつ配付して共同試験を行った結果、試験操作が問題なく行われた6試験室が12点全てを正しく判別した。以上の結果から、さば加工品の簡易迅速な原料原産地判別法を開発できたと考えられた。

  • 4802 国産魚介類のDNAデータの集積及び登録について(PDF:621KB)

    FAMICではこれまで200種以上の魚介類試料のDNAデータを収集し、名称や産地表示の真正性の確認に活用している。新たに国産の食用魚介類19種の試料を収集し、ミトコンドリアDNAの特定遺伝子領域の一部の塩基配列を決定し、塩基配列データの集積及び国際的な塩基配列データベースへの登録を行った。

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